AOI「The 2019 World Illustration Awards(2019 ワールド・イラストレーション・アワード)」エキジビジョンが、ロンドンのサマセット・ハウスにて開催される
今年もAOI「The 2019 World Illustration Awards(2019 ワールド・イラストレーション・アワード)」エキジビジョンが、ロンドン・サマセット・ハウスにて開催される。
イギリスに本部があるイラストレーター協会であるAOI(Association of illustrators)には世界中のプロのイラストレーターが参加しており、毎年年一回アワードが開催されています。
今年も全世界から集まった作品の中から選出された200点の作品が展示されます。
Webサイトや雑誌、本の表紙など日常のあらゆるところで目にするイラストは、言葉の壁を越える視覚言語としてもはやなくてはならないものといえますね。
デジタル化が進んだ現代ではテクノロジーを組み入れた作品や、よりアナログ的なアプローチのものまであらゆるユニークな作品があります。
イラストレーションを通して現代がどんな時代なのか、ワールドワイドなプロの作品に触れながら考える機会にもなりますね。
ウォルナット材(クルミ)と胴でできたおしゃれなベビーベッド「ARGO(アルゴ)」
デザイン名著:スイスのデザイナー、ヨースト・ホフリ氏の「Detail in typography(ディテール・イン・タイポグラフィ 読みやすい欧文組版のための基礎知識と考え方」)」
スイスのデザイナー、Jost Hochuli(ヨースト・ホフリ)の名著「ディテール・イン・タイポグラフィ 読みやすい欧文組版のための基礎知識と考え方」
ディテール・イン・タイポグラフィ 読みやすい欧文組版のための基礎知識と考え方
- 作者: ヨースト・ホフリ,麥倉聖子,山崎秀貴
- 出版社/メーカー: 現代企画室
- 発売日: 2017/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は、タイポグラフィの入門書として、1987年にドイツ語の初版が発行されて以来、10か国語(ドイツ語ほか、 英語・フランス語・スペイン語・ポーランド語・ブラジル圏ポルトガル語・ 韓国語・スウェーデン語・オランダ語・イタリア語に翻訳)で出版された ロングセラーとなっており、昨年待望の日本語版が発売されました。
日本人にとってはわかるようでわからない、というかわかっていない欧文組版の基礎となる知識や考え方が1冊にまとまっています。
大文字、小文字、文字、行、段落の扱い方に加え、“語間(単語と単語のマージン)”の取り方なども日本語にはない考え方があり、知っていると知っていないのとでは差ができるところをしっかりと抑えることができるので、おすすめです。
普段何気に目にする文字が、デザイナーの手によって可読性はもちろん、記憶に残りやすくするための視覚的効果のことまでをデザインに落とし込む。たかが文字組と思うなかれということがよくわかります。
ビジュアル・ハーモニー 黄金比、フィボナッチ数列を取り入れた、世界のグラフィックデザイン事例集
古くから人間が最も美しいと感じる比率を表す“黄金比(Golden Ratio)”と呼ばれるものがあります。
古代ギリシャのパルテノン神殿や、エジプトのピラミッド、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザなど歴史的な建造物や美術品に黄金比を見ることができます。
そして、人間が作り出すもの以外の自然界にも黄金比はあり、有名なところではオウムガイやヒマワリ、トンボなども黄金比が当てはまる。
黄金比とは簡単に言うと、縦と横の比率が「1:1.618」となっており、トランプや名刺などの縦横の長さの比率も黄金比となっている。
当然、グラフィックの世界でもこの黄金比を取り入れてデザインを構成したものも多く、アップルやトヨタのロゴをはじめ、ポスターやチラシのレイアウトなど多くの場面で取り入れられている。
ビジュアル・ハーモニー 黄金比、フィボナッチ数列を取り入れた、世界のグラフィックデザイン事例集は、こんな黄金比を取り入れて作られたグラフィックの数々の事例が紹介されているので、勉強になりますね。
ビジュアル・ハーモニー 黄金比、フィボナッチ数列を取り入れた、世界のグラフィックデザイン事例集
- 作者: SendPoints,尾原美保
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2018/07/13
- メディア: 単行本
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ロシア・アヴァンギャルドの重要人物であるエル・リシツキーの本「エル・リシツキー―構成者のヴィジョン」
20世紀初頭、ロシア・アヴァンギャルドの重要人物であるロシア出身のデザイナー、エル・リシツキー(本名:ラーザリ・マールコヴィチ・リシツキー)を紹介する本「エル・リシツキー―構成者のヴィジョン」
リシツキーの生涯を通して、20世紀初頭のアーツアンドクラフツからダダ、キュビスム、未来派、シュプレマティズム、シュルレアリスム、バウハウス、デ・スティル、そしてロシア構成主義などの時代背景を見ることができます。
1890年に生まれたリシツキーは、1880年ごろイギリスで始まったとされるウイリアム・モリスが主導したデザイン運動「アーツアンドクラフツ」全盛の頃にロシアで生まれます。
幼い頃から絵の才能を発揮し、13歳のころイフェダ・ペンの絵画教室に通い、19歳でアール・ヌーヴォー全盛だったドイツのダルムシュタット高等技術学校に入学し、そこで建築を学びます。
その後、第一次世界大戦とロシア革命を経験したリシツキーはヴィテプスク美術学校で教授に就任する。そこで、ロシア前衛芸術運動シュプレマティズムグループであるUNOVIS(ウノヴィス)を主導するカジミール・マレーヴィチに出会い影響を受けます。
その頃のリシツキーの作品として有名な「赤い楔で白を打て」などはマレーヴィチの影響を強く受けたプロパカンダポスターです。
マレーヴィチの2次元を主体としたシュプレマティズム(絶対主義)に影響されながらも、リシツキーは絵画と建築を複合させた3次元のプロウンシリーズと名付けられた抽象幾何学絵画とされる建築への応用を意識した作品を制作する。
その後、インダストリアル・デザインの分野に傾向していき、建築や展示空間デザインなど様々な作品を次生み出していく。それが1921年までワイマール時代のドイツのバウハウスやデ・ステイルムーブメントに多大な影響を及ぼすこととなります。
ユダヤ5000年の知恵が詰まった商売の公理「ユダヤの商法」
デザイン・ブランディングの良書、ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
日本人の女性アートディレクターが、アメリカ・ニューヨークを拠点に様々なアートワークを手掛けた経験から、日本人に足りない思考やブランディングにおけるワールドスタンダードをまとめた本「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと」。
ブランディングとは何か?コアな基準点を中心とするとブランドシステムとは?企業におけるブランディングの進め方など、デザインにおける重要な考え方や、リアルな進め方などがわかりやすく紹介されています。
著者は、米国コカコーラ、MTV、国際連合、ヴィクトリアズ・シークレット、フォーシーズンズ、マンダリンオリエンタル、プラザホテル、DEAN & DELUCAなどなど、ブランディングを重視する欧米の現場で、20年以上の経験をもとにブランディングの根本的な思考を学ぶことができます。
ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
- 作者: 小山田育,渡邊デルーカ瞳
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2019/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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オットー・ノイラートの「ISOTYPE(アイソタイプ)」
オットー・ノイラートの「ISOTYPE(アイソタイプ)」。
20世紀初頭、オーストリアの社会学者であるオットー・ノイラートが考案したアイソタイプ(視覚記号)は、現在のピクトグラムやインフォグラフィックの元となっており、本書は、アイソタイプの世界とその歴史的な背景が紹介されています。
今では当たり前のようにあるトイレや駐車場のサインなどのピクトグラム。国際的な情報伝達手段としてなくてはならないものとなっていますが、それらを考え出したのはデザイナーではなく社会学者というのも面白いですね
釣り場の状況確認などで大活躍する話題の水中ドローン「BW Space Pro」
Img:makuake
クラウドファンディングサイト「makuake(マクアケ)」で、2日間で目標金額を達成し話題となっているアイテム「水中ドローンBW Space Pro」。
水中ロボットの総合メーカー「Youcan Robot」が開発を手掛けている最新式水中ドローン「BW Space Pro」。4Kズーム、4K単焦点、フルHDの3モデルがラインナップされており、水深100メートルまでの潜水することが可能。撮影した映像は、スマホなどのモバイルデバイスのリアルタイム映像伝送で、水中の景色を楽しむことごできます。
エンターテイメントとして水中撮影を楽しむのも良し、釣り場での魚の状況や、ダムなど水中の点検など産業面などあらゆるシーンに活用が期待できますね。
詳しくはこちら
【BW Space Pro】さらに進化した4Kズームも可能な高品質水中ドローン | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)