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グラフィックデザイナーの雑駁なブログ

一番クールなデザインはここ!世界中のパスポートの表紙デザイン一覧できるサイト「PASSPORT INDEX 」

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海外旅行に出かける際忘れてはならないパスポート。日本語では日本国旅券といって国外に渡航する人の身分などを証明するために必要な公文書なのですが、自国のパスポートは自分も持っているのでどんなものか知っているんですが、他の国のパスポートってどんなのかぜんぜん知らなかった。

 

以前アメリカから旅行に来ていた友人が持っているものを見せてもらった事があるくらいで、それ以外は見たこともなかったのですが、今回発見したサイト「PASSPORT INDEX(パスポートインデックス)」は、なんと世界199カ国のパスポートの表紙が掲載されている。

 

 

パスポートの世界ランク1位はドイツ

このパスポート・インデックスは、カナダの金融コンサルティング会社アートン・キャピタルが調査した入国時の必要条件にもとづきランキングしている。例えばランキング1位のドイツはビザの申請なしで入国できる国の数は161カ国と最も多い。日本はというとランキング5位で157カ国となる。

 

パスポートのデザインは各国様々

各国様々な特徴があって見ていて楽しい。基本的なデザインはその国の国名とパスポートという表記に象徴となるエンブレムが配置されている。

おなじみ日本のパスポートは、上から順に日本国旅券とあり、菊のマーク、JAPAN PASSPORT、あと一番下の四角いマークはICチップが内蔵されていることを表しています。
一般的にパスポートの表紙には、その国の紋章を入れることが国際慣行となっているのですが、日本においては法制上、正式に決められた国章はないので、習慣的に国を代表する花の一つである菊花を図案化したものが使われています。

デザインに関しては厳格な決まりはないようで、それぞれの国で象徴となる図案がもちいられレイアウトも様々です。

 

日本のパスポートは4種類ある

実は日本のパスポートは4種類あります。有効期間10年の赤、有効期間5年の紺(未成年は紺色しか発行されません)に加えて、緑色は公用旅券として国会議員や公的機関の職員などがこのパスポートとなる。緑のパスポートは「日本国公用旅券」「OFFICIAL PASSPORT」と表記されています。

もう一つが茶色のパスポート、これは外交旅券に区分され、皇族や内閣総理大臣などが公務で海外に行く時に発行。有効期限は1年と短いです。表紙には「DIPLOMATIC PASSPORT」と表記されています。

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アメリカのパスポート

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 紺色をベースとしたオーソドックスなデザイン。中央にはアメリカ合衆国の国章が配置されている。国章のモチーフとなっているハクトウワシアメリカを代表する鷲で、国章以外でも広く使われています。

 

スイスのパスポート

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赤をベースに5ヶ国語でスイスパスポートと表記。その下にスイスを象徴する十字マークが配置されているだけのシンプルなデザイン。

スイスの十字マークは、戦争や紛争などで傷ついた人びとと、その人たちを救護する軍の衛生部隊や救護員・施設等を保護することを目的とした国際条約「ジュネーブ条約」のもととなっている。実はジュネーブ条約の制定の発足に大きな支援を与えたスイスに敬意を表して、スイス国旗の色を反転させ現在の赤十字マークとなっています。

 

メキシコのパスポート

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国旗をベースにシンプルなデザイン。中央の国章は「鷲・蛇・サボテン」から構成されている。これは古代アステカ神話に由来し、「湖の中で石から生えているサボテンを探すがよい。そのサボテンの上で大変美しい鷲が美しい鳥を食べていたら、そこが都を築く場所である」という予言から現在のメキシコシティが築かれたという説がある。

 

バチカン市国のパスポート

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個人的にこれが一番好きです。黒背景にエンブレムのみが配置された世界一シンプルで存在感が強い。エンブレムは国旗の紋章とは少しデザインが違いますが交差する二つの鍵と教皇冠(三重宝冠)に「有翼の獅子(翼を持ったライオン)」が配置されています。

 

 

各国それぞれのデザインがあってその成り立ちや歴史的な経緯を読み解いていくととてもおもしろいです。気になった方はぜひ覗いてみて下さい〜

www.passportindex.org