デザインのそれ。

グラフィックデザイナーの雑駁ブログ

コミュニティの価値を売買する新しい取引所「fever(フィーバー)」

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ブロックチェーンなど新しいテクノロジーの発展によりこれまでは考えもしなかったようなサービスや概念が次々と生まれています。

国家主導から、民間や個人が独自に発展させる経済圏へ、いわゆる「中央集権型」→「分散型」へ少しずつ世の中が変わってきているようで、これから5年もすれば一体どんな世の中になってんでしょうね?想像つかないですね、ほんと。

 

みなさんは「fever(フィーバー) | ここから広がるコミュニティ経済圏」というサービスをご存知でしょうか?このサービスは、運営側の審査を経て“上場”したコミュニティが、独自の通貨(コミュニティコイン)を発行し、ユーザーがそのコインを日本円で購入することで、コミュニティ側にお金が入るという仕組みのサービス。

2018年4月12日にサービスを公開後、約1カ月で支援合計額(コイン購入額)は1000万円に達しています。

 

仕組みはシンプルですが、画期的というか新しいですね。何というか、コミュニティと一括りに言ってますが、これってありとあらゆる人の活動に当てはめて考えることができ、その可能性に驚きます。

オンラインサロンやソーシャルメディアの特定のコミュニティ、音楽ライブやイベント、趣味のサークル、各種セミナー、地域のフリーマーケット等々、やろうと思えば色んなコミュニティで使えそうですね。

 

ポイントはコミュニティトークンの価値が変動し、そのトークンを売り買い出来るというところ。人気の高いコミュニティは当然トークンの値段も高くなり希少性も生まれます。例えば面白い活動をしているあるコミュニティがあればそこに投資することで、値上がりを期待することができますね。100万円で買ったコミュニティが200万になる可能性だって十分にありえます。考え方は「VALU」や「Timebank」と同じでですね。人や時間の価値がリアルタイムに可視化され売買できる仕組みです。

 

極論ですが、色んなトークン同士を交換することが出来るようになって、衣、食、住、娯楽のトークンを必要に応じて交換しながら生きていくことも可能で、もう日本円(法定通貨)必要なくなるんじゃないでしょうか。

この仮想通貨に見る中央集権から分散型の流れは加速すると思わるので今後の動きに注目したいと思います。