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グラフィックデザイナーの雑駁ブログ

Adidas Futurecraft 4D(フューチャークラフト4D)、2万本の支柱がスニーカーの革命を起こす

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スニーカーの進化ってすごいよね。アディダスの「Adidas Futurecraft 4D(フューチャークラフト4D)」というシリーズは、米シリコンバレーに拠点を置くカーボン社と協力して開発を進めているスニーカーシリーズなんですが、3Dプリントでミッドソールを整形するようですね。

 

アディダスによると、ミッドソールの開発と生産に3Dプリンタを使うことで、これまでランニングデータに基づき開発していた試作品を、そのまま量産することが可能になり、ランニングシューズの開発に革命をもたらすことが出来るそうです。

 

デジタルプリントなので、型がなくても個別の形状のミッドソールを自在に量産できるということでしょうか?その人固有の“クセ”や脚の形に併せて、最適なクッションを設計出来るようになると、より最適化された靴が作れるようになりますね。今の平均値をとった統計データから個別データに変わる、まさに革命ですね。

 

 

「フューチャークラフト4D」には、光を照射しながら、ポリマーを硬化させる「デジタル光合成製法(DIGITAL LIGHT SYNTHESIS)」という技術を使うそうです。上の動画はそのフューチャークラフト4Dのプロモーションですが、もう近未来のSFみたいでとにかく“進化してる感”が半端ないです。

 

写真は、北欧スウェーデンに本店を置くスニーカーショップ「Sneakrsnstuff」とのコラボモデル「adidas Consortium 4D x Sneakersnstuff 」。ミッドソール部分がそのデジタル光合成製法で作られいて、個別に設計された約2万本以上の支柱から作られています。デザインもアディダス特有のもったりした感じはなく、ナイキのようなシャープさがあって、かっこいいですね。

アマゾンでも販売されてますが、まだまだ高いっすねー。普通に庶民には手がとどかないっす。もう少しというか圧倒的に価格が下がったら僕も1足作ってみたいです。

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ADIDAS - アディダス - FUTURECRAFT 4D - B75942 - SIZE - 9 (メンズ)

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