ブラウザFirefoxが新デザインのロゴ案を発表!ブランドの大幅アップデートの可能性
昨年ロゴをアップデートしたFirefoxですが、また新たなブランドロゴの変更を検討していると発表がありました。
Evolving the Firefox Brand - Mozilla Open Design
Evolving the Firefox Brandという記事の中で2つのデザインシステムの案を提示し、これらについてFirefoxらしいと感じるか、視覚的な統一感があるか、今後の新製品へのデザインの適用に向いているか、ハイテク企業としてふさわしいか、など一般のユーザーなど外部からのフィードバックを求め、最終デザインへと落とし込んで行くようです。
なので、現在公開している2つのデザイン案のどちらかになるといったことではなさそうです。また公開されたロゴシステムは、一つ“マスターブランド”と11個の補助的ロゴがデザインされています。マスターブランドはメインロゴでブランド全体を表し、その下の補助的ロゴは、RocketやFoucusなど個々のサブプロダクトを表しているようです。
Firefoxロゴの変遷(過去のロゴ一覧)
2002年に登場したFirefox、そのロゴは“炎のような尻尾をもつキツネが地球に巻き付いたデザイン”でほとんど変わっていません。2013年ぐらいから地球の陸海模様が薄くなり、現在のバージョンは完全に模様は消えてよりフラットデザインとなっています。
2013年はAppleがiOS7のデザインでこれまでのリッチなスキューモーフィズムデザインからフラットデザインに舵を切ったタイミングですね。フラットデザイン自体はAppleよりMicrosoftのWindowsの方が先行していましたが、Appleがフラットデザインを採用した方がデベロッパーを始め業界へのインパクトが大きく、このあたりから一気にフラットデザインが浸透していったように記憶しています。
その後、2014年6月にGoogleが「Google I/O conference」において、新しいUX(ユーザーエクスペリエンスデザイン)体系として、「マテリアルデザイン」を発表しています。
フラットデザインの本
iOS 7やWindows 8の登場で一気に浸透したフラットデザインをその誕生の背景や今後について事例や実例を元にしたインタビューなど丁寧に紹介されています。
フラットデザインの基本ルール Webクリエイティブ&アプリの新しい考え方。
- 作者: 佐藤好彦
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2013/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルの通り、スマホ以降のインターフェイスデザインの成功事例から現代に求められるUIとは何かを簡潔に要点を押さえて説明しています。
UI GRAPHICS ―世界の成功事例から学ぶ、スマホ以降のインターフェイスデザイン
- 作者: 水野勝仁,深津貴之,渡邊恵太,菅俊一,緒方壽人,iA,鹿野護,森田考陽,庄野祐輔,塚田有那
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: 単行本
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今回のロゴの変更について詳しくは下記のMozilla公式ブログに掲載されていますので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
余談:ブラウザシェアは実は2位
インターネットブラウザのシェアはGoogleChromeが全体のユーザーの過半数以上を占めトップを独走しています(18年7月現在)。でして、その次に利用されているブラウザはなんとFirefoxなんですね。SafariやIEより多いというのは以外に思われる方も多いのではないでしょうか。
僕はもうずっとFirefoxを使っていてたぶん8年ぐらいずっとメインで使っててロゴにも愛着があります。Firefoxの良いところは検索窓がずっと定位置に表示されていて、検索語句も直近のテキストが残っているところです。Chromeなどはアドレスバーと検索窓が一体となっているので、直近の検索語句が毎回消えてしまうので、新たに語句を変更や追加して再検索をかけられないので使いにくいんですよね。共感してくれる人いるかな。。