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グラフィックデザイナーの雑駁ブログ

建築家・妹島和世氏がデザイン監修した西武鉄道の新型車両「Laview(ラビュー)」がお披露目

建築家、妹島和世氏がデザイン監修した西武鉄道の新型車両「Laview(ラビュー)」がお披露目となりました。

妹島和世氏といえば、同じく建築家の西沢立衛氏と設立したユニット「SANAA」で手がけた金沢21世紀美術館や昨年両国にオープンしたすみだ北斎美術館など数多くの作品で知られる建築家です。

PLOT 07 妹島和世 建築のプロセス

こちら建築専門誌GAから出版されている、建築が生まれる現場のリアリティを元に妹島和世氏の設計が徹底解剖されています。所内での膨大な検討から様々な協働作業まで設計の舞台裏を完全ドキュメントです。

 

妹島和世氏がデザイン監修した特急「Laview(ラビュー)」

この車両は、西武鉄道のフラッグシップとして次の100年に向けた新型車両で、観光型の特急電車として、池袋・西武秩父線で運航を予定しているという。

2012年に創立100周年を迎えた西武鉄道が、歴史的なアニバーサリーイヤーに、今後の新たな100年に向けた西武のフラッグシップ・トレインという位置づけで計画がスタートしています。

その特徴は、自身の建築デザインでも取り入れているアルミを主体としたデザインとなっており、これまでの電車のイメージとは違うスタイリングとなっています。

先頭の形状は1500mmの三次元曲面ガラスが用いられ、独特のフォルムをしています。また、車両側面に等間隔に配置された窓は、沿線の景色を大パノラマで楽しむことができるよう大型窓ガラスとなっています。

 

デザインのコンセプトは、「都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込む特急」「みんながくつろげるリビングのような特急」「新しい価値を創造し、ただの移動手段ではなく、目的地となる特急」とのこと。

計画当初、建築家がデザインするということと、斬新な完成イメージで話題となっていました。

 

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こちらが当初のデザイン案

完成したデザインと若干異なりますが、おおよそイメージに近い仕上がりとなっていますね。

 

 車両の製造は日立製作所だそうですでに納品されており、来年2019年の3月に正式にデビューするようです。実際走っているところ見てみたいですね

いやしかし、建築家の仕事ってほんと幅広いです。 すごい。

 

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