アメリカの大手銀行BANK OF AMERICA(バンク・オブ・アメリカ)が新たなブランド改革の一環としてコーポレート・ロゴを刷新
アメリカの大手銀行BANK OF AMERICA(バンク・オブ・アメリカ)が新たなブランド改革の一環として新しいコーポレート・ロゴを発表しています。
これまでのロゴは、1998年にNationsBank(ネイションズバンク)と合併したタイミングで作成したものですが、現行のデザインを踏襲しつつ、それぞれの要素が調整されています。
まずタイポグラフィの「Bank of America」がすべて大文字「BANK OF AMERICA」となり、縦長だった書体をGill sansやAvenirのようなクセのない丸みを帯びたデザインへと変更されています。また、右端のフラッグ(Flagscape)を模したシンボルの形状もそれぞれの長さが揃えられ、ライン同士の間隔も広げられています。
そして、カラーは薄いブルーから濃いブルーに変更されています。この方がより星条旗のブルーに近い色味ですね。赤部分も若干調整されています。
デザインは世界的なブランディングファームであるLippincott(リピンコット)が手がけています。リピンコットはMarriottインターナショナルやハワイアン航空、NOKIAなど名だたる企業のブランディングを手がけており、ウェブサイトなどでその秀逸な仕事ぶりを見ることができます。
スターバックスのクリエイティブ・コンサルタントとしてブランディングプロジェクトを指揮しているのもリピンコットですね。
また、「アーデン・スクエア」と呼ばれるコカ・コーラ社のロゴも1968年にLippincott&Margulies(リピンコット&マーギュリーズ)が手がけています。赤い四角形の中におなじみの筆記体のコカ・コーラの文字とダイナミックリボンと呼ばれる波模様のラインがあしらわれたデザインは有名ですね。
暗号通貨やAIを絡めたフィンテックが進化するに従って、これまで以上に幅が広がり、既存の業務だけでは経営が厳しくなっている銀行ですが、バンク・オブ・アメリカと言えど例外ではなく、変革しながら新たな金融サービスを提供していくとここと。
下記ウェブサイトではコーポレートのメッセージとともに古いロゴから新しいロゴへと変わるアニメーションが掲載されています。
興味ある方はぜひ覗いてみてはいかがでしょうか?