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グラフィックデザイナーの雑駁ブログ

買い物のレシートをお金に変えることができるアプリ「ONE」

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買い物のレシートをお金に変えることができるアプリ「ONE」というのが登場しました。

ONE(ワン)

ONE(ワン)

 

このONEというアプリでレシートを撮影し登録するだけで即アプリ内ウォレットに10円が振り込まれる。ウォレットのお金は好きなタイミングで出金することが可能で、出金先は国内ほぼ全ての金融機関に対応しているという。

 

“価値の非対称性” に着目

どうゆう仕組みか気になりますね。このアプリを開発したワンファイナンシャルCEOの山内奏人さんは現在高校3年生。きっかけはスイスの友人から現地の小銭をもらったこと」だそうです。多くの人はこれを聞いても何言ってるのかわからないですよね。

要するに、自分にとって価値がないものでも、他人にとってはお金を出してでも欲しいもの。というものがこの資本主義の世の中にはあって、そういうものを難しい言葉で言うと「価値の非対称性」というそうです。なんとも賢い17歳ですね。

 

ワンファイナンシャルCEOで高校3年生の山内奏人さんは「レシートには究極のいろんなデータが含まれている。いつ、どこで、誰が何をいくら払って、いくらお釣りをもらって買ったのか。一人ひとりの購買行動やパターン分析ができるようになる」と話す。蓄積データをメーカーなど企業向けに販売していく狙いがある。

レシート1枚10円で買うアプリ、天才高校生プログラマーが小売市場に挑む | BUSINESS INSIDER JAPAN

  

ビジネスとして成立するのか?

仕組みはわかりましたが、これが果たしてビジネスとして成り立つのでしょうか?気になりますね。アプリを利用するには本人確認書類が必要で、利用者の属性(個人情報)はばっちり把握されます。

しかし、撮影するレシートは自分の買い物で得たレシートではない可能性も十分ありますよね。拾ったレシートを撮影してもわからないわけなんで。なので、吸い上げたデータが100%信憑性があるとは言い切れないですね。

しかし、特定の個人消費に紐づいてなくても、レシートの情報にはいつどこで何が何と買われているか?ということはわかりますね。例えば朝は菓子パンと野菜ジュースがよく組み合わせて買われているとか、昼は弁当+おにぎりだったり、消費行動を分析するところは無数にありますね。

サービスが始まっている以上、それを巨額で買取る企業なりはすでについているはずなのでしょうから、今後このサービスがどうなっていくか非常に楽しみです。