デザインのそれ。

グラフィックデザイナーの雑駁ブログ

R+R=NOW 1stアルバム「コラージカリー・スピーキング」

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ロバートグラスパーやテラスマーティン、デリックホッジなど豪華な顔ぶれが名を連ねるバンド「R+R=NOW」がブルーノートから登場した。

1stアルバム「コラージカリー・スピーキング」は、ヒップホップ、ジャズ、エレクトロニカなどメンバーそれぞれの特徴がミックスされたこれまでにないサウンドが12曲、1時間20分に渡って収録されています。

 

時代を反映させることはアーティストの責務

R+R=NOWは、ジャズシンガーのニーナ・シモンの有名な言葉「時代を反映させることはアーティストの責務である」にインスパイアされ結成のきっかけになっているようです。

グループ名はR+R=NOWは「Reflect(反映する)+Respond(応答する)=NOW」。

この新グループについてロバートグラスパーは、「全員それぞれのサウンドは全く異なるが、俺たちは皆、同じコンクリート・ガーデンからやってきた。とても誠実で、流動的なサウンドになる。ヒップホップ、EDM、ジャズ、時にはレゲエも聴こえるような。お互いをとてもリスペクトしているから、俺たちは常に相手にパスを出すことができるんだ」とコンセプトを説明をしています。

 

ゲストも豪華

ヤッシンベイ(モスデフ)やアンバー・ナヴラン、ゴアペレなどアーティストのほか、オマリ・ハードウィック(俳優)、テリー・クルーズ (元NFLアメリカン・フットボール選手・現俳優)、アマンダ・シールズ(DJ・コメディアン)などなど多彩な顔ぶれです。

 

こちらR+R=NOW人物相関図を作ってみました! - R+R=NOWユニバーサルのサイトに今回のアルバムに案内する人物の相関図が掲載されています。それぞれの関係性を図解(インフォグラフィック)で書かれていて面白いですね。

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アルバムを通しては、ロバート・グラスパーエクスペリメントの音楽の色が強く、グラスパーの新しいアルバムと言われると「あぁそうなんだ」と思ってもおかしくない。

だけどそこにクリスチャン・スコットのエッジの効いたトランペットや、超絶テクニックのジャスティン・タイソンのドラマなどいつものグラスパーサウンドにはない新しい音楽になっています。

久しぶりに聞き応えのあるアルバムでしばらくは楽しめそうです。

 

コラージカリー・スピーキング

コラージカリー・スピーキング