カナダのBeau Lakeのパドルボード(SUPボード)
カナダのBeau Lakeは、自然から得たインスプレーションと品質にこだわったものづくりの精神から、水辺を楽しむために最適なアイテムをデザインしています。
広大な面積を持つカナダですが、その広さはロシアについで世界で2位の広さをもち、海岸線の長さ世界第1位なんだそうです。さらに、小さいものも合わせると湖はおよそ300万にものぼり、なんと世界の湖の約60%がカナダ国内にあるそうです。
そんなカナダでは当然自然のレクリエーションが盛んで、キャンプや水辺を楽しむグッズが豊富にあります。今回紹介するBeau Lakeもそんな自然を楽しむためのグッズを作っています。
SUPボード(パドルボード)
まず目を引くのはSUPボード。SUPボードとは、Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の頭文字でボードに立ってバランスを取りながら、パドルで水を漕いで遊ぶウォーターアクティビティです。サーフィンのように激しい波の上をスライドするのではなく、穏やかな湖や海の上でゆっくり楽しみます。また、ボード上で、バランスを取るため、自然とインナーマッスルが鍛えられるということで、SUPヨガなどフィットネスでも利用されています。
Beau LakeのSUPボードは現代的なフォルムとヴィンテージ感を融合させたデザインがとてもカッコいい。ウッドはマホガニー材やウォルナット材を丁寧に手作業で削り、その周り(トリム)をクリームやブラック、ネイビーなどで囲っています。それぞれのボードトップに記されたボード名のメタルエンブレムは、カナダにある湖トランブラン湖やマスコーカ地域、マリブなどの名前がつけられています。
The water is calling from Taylor Scollon on Vimeo.
パドル
パドルはチェリーウッドやウォルナットの他にカーボン製も用意されいてます。パドルは木材よりもカーボンの方が軽量なため、長時間のパドルにはカーボン製の方が楽ですね。ウッドはブラックウォルナットなど硬い材質のものが選ばれています。
ペダルボード
二人乗りのペダルボード。船ボディ、コックピット、デッキ表面を含む3つの主要コンポーネントで構成されています。ボディは1950~1960sの古典的なボートからデザインの着想を得つつ、現代的なアレンジを加えています。カラーリングとか絶妙ですね。
Beau Lakeの共同設立者でデザインディレクターを務めるLee Kline氏はもとは建築家だったそうで、ものづくりに置いては素材はもちろんプロセスの重要性と、たくさんのプロフェッショナルと意見を交わしコラボレーションすることが大切なんだと語っています。
ほんとものづくりにおいて、トータル的な考え方やデザイン性、技術、そしてそれをどういったシーンでどう使うかなどの考え方において、ヨーロッパやアメリカから学ぶことは多いですね。とくにレジャーや遊び豊かさのデザインにおいて、圧倒的な差があります。