デザインのそれ。

グラフィックデザイナーの雑駁ブログ

DHLが取り組む無人ドローンによるロジスティックサービス

The Parcelcopter 4.0

Credit: DHL

映像のクオリティの高さに見入ってしまった。。

 

国際宅配便や運輸、ロジスティクスサービスを扱うドイツの国際輸送物流会社「DHL」のドローンを使った新たな取り組みが紹介されています。

 

DHLは2013年から無人配達ドローンParcelcopterシリーズの開発を同じドイツの企業Wingcopter社と続けており、その最新機種となるParcelcopter 4.0によって、タンザニアの離島に暮らす人たちの薬や血液サンプルの輸送これまでより早く手軽に行えるようになっているという。

 

その取り組みを紹介する映像 

題材やメッセージ性もさることながら、カメラワークや色調、アングル、構成、音声などいろいろ完成度が高めの映像です。

 

Parcelcopter 4.0は、チルト・ローター型ドローンで、垂直離着陸VTOL機、Vertical Take-Off and Landing、ブイトール機、ヴィトール機と言います。)できるだけでなく、途中で高速飛行ができ、エネルギー効率のよい固定翼飛行に移行することもできます。

 

また、バッテリーパックの1充電あたり最大100km(62マイル)の距離の飛行と、最高速度150km / h(93mph)で自律飛行します。ボディ下部に設置された断熱ボックスには6kg(13ポンド)の貨物を入れて飛ぶことが出来ます。

 

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タンザニアビクトリア湖に浮かぶUkerewe島のNansioまで40分で結びます。

 

これまでは陸路で約6時間、フェリーで4時間かかっていたところ、Parcelcopter 4.0は約40分に短縮することができるという。

 

DHLによれば、アフリカの多くの地域で、いまだ十分な医療を受けられない地域や、マラリアやエボラなど伝染病の蔓延する地域等、公衆衛生分野における物流の課題が多くあるとし、それらに対処する新しい機会であるとしています。

 

タンザニアビクトリア湖に浮かぶUkerewe島に暮らす40万人の人たちに、これまで物理的に不可能だった医療の提供ができるようになるとしています。またその他のアフリカの多くの地域、特に病院や薬局に提供する公衆衛生部門のロジスティックの課題に取り組む新たな機会を提供するとしています。

 

souce:Deutsche Post DHL Group | DHL Parcelcopter