【スマートグラス】カナダのスタートアップNorthから、違和感ゼロのスマートグラス「Focals」が登場
スマートグラス、どんどん進化してますねー。もう普通の眼鏡と見た目がかわらなくなってきてますね。
カナダのスタートアップNorthが開発した「Focals」が話題となっています。
見た目はほぼ普通のメガネとかわらないですね。若干テンプル(ツル)部分が太くなってますがほぼ気にならないレベルです。
Northって聞いたことないなって方も多いと思いますが、旧社名はThalmic Labsといって、Y Combinatorによる支援のもと、腕に巻くタイプのコントローラー「Myo」を開発していた会社です。WEBサイトを見る限りMyoのページはないので、今はこのスマートグラスにシフトしているのでしょう。
Focalsは、スマートフォンとBluetooth接続して利用することができ、右のレンズ部分に様々な情報を表示させることができます。
例えば天気や現在時刻、スケジュールの他、メッセージの送受信やUberを呼ぶこともできます。さらに、本体にマイクとスピーカーを備えており、Amazonの音声アシスタントAlexaとの連携も可能となっています。プライバシーの問題を排除するためにカメラ機能は付けていないとのこと。
また、Focals最大の特徴はその操作方法で、通常この手のスマートグラスの操作はメガネ本体のテンプルをタッチするなどで各種の操作を行うのが主流ですが、FocalsはLOOPと呼ばれる指輪型のコントローラーで操作を行います。
たとえばPCで作業しているときや自転車を運転しているときなど、いちいち頭部にまで手を持ってこなくても、手元で操作が可能になります。この仕組みは結構便利だと思うんですよね。
こちらがプロモーションビデオ
グーグルの失敗に始まり、各社いろいろなスマートグラスやARメガネを開発していますが、まだ一般には広がっていない現状です。
その理由として“不自然”な感じは結構あると思っていて、普通のメガネとなんらかわらない見た目にまでなれば自然と広がっていくのではないかと思います。
そういう意味では、Northはデザインを重視したブランドづくりが随所に感じられ、可能性を感じます。
メガネのフレームデザインは「クラシック」「ラウンド」から選ぶことができ、クラシックは映画スターのシルエットから、ラウンドは私たちが好きな俳優やデザイナー、発明家からインスピレーションを得てデザインされているという。
また、ヒンジなど細かなパーツや素材にもこだわり、注文を受けてからカナダのオンタリオにて熟練の職人の手で仕上げられるそうです。デザインファーストのものづくり、これからの時代を象徴しています。
Focalsの価格は1,000ドル(約11万円)で年内の発売予定でWEBサイトにて予約を受け付けています。ちなみに予約にはNYまたはトロントにある同社ショールームで試着が必要だそうです。
日本での販売はまだ先になりそうですが今後が楽しみなアイテムです。
公式サイトはこちら