アイスランド国立博物館のロゴデザインがリニューアル
1863年2月24日に設立されたアイスランドで最も古い博物館「アイスランド国立博物館(National Museum of Iceland)」のロゴデザインがリニューアルされました。
アイスランド国立博物館は首都レイキャヴィクの中心部に位置するアイスランド大学に併設されており、アイスランドの歴史と文化の象徴として、アイスランドの定住時代(870 - 930年)から今日までの間に作られた約2,000点以上の物品と、20世紀以降の1000点以上の写真が展示されています。
ロゴのデザインは、同じアイスランド・レイキャヴィクにあるデザイン事務所Jonsson&LemacksとSiggi Oddsによるもの。これまでのデザインを踏襲しつつ現代にもマッチするロゴとなっています。
シンボルの形状は同じですが、単色に変更されよりシンプルになり、ワードマークとなるタイポグラフィはアイスランド語jóðminjasafnÍslands(アイスランド歴史博物館)文字を現代のタイポグラフィに置き換えています。
また、視覚的アイデンティティとして表現されるビジュアルには歴史的な4つのタイポグラフィがバランス良く使われています。
最も古いルーン文字(フサルク)、中世ヨーロッパで使われていたフラクトゥール(fraktur)、16世紀ごろから彫刻のレタリング装飾に使われていたHöfðaletur文字、そして現代のサンセリフ体の4書体が使われて、歴史博物館らしさが表現されています。
こちらロゴアイデンティティの秀逸なムービー。コミカルなテンボですが、すべての絵がきっちりデザインされています。レベルが高いですね〜
Þjóðminjasafn Íslands - endurmörkun from Jónsson & Lemacks on Vimeo.