Xelmusからアナモルフィックレンズの新シリーズ「Xelmus Apollo 2x」が登場
1950年代後半から使われだしたアナモフィックレンズ(anamorphic)技術は、当初35mmフィルムでいかに劇場のスクリーンで大きく見せるかという目的で使われていました。元々は第一次世界大戦のとき、戦車の視界を良くするために開発したものをシネマスコープとして商業的に発展させて使われていたいました。
カメラのアナモフィックレンズは、映画用フォーマットである縦横比2.39:1のシネマスコープ映像を撮影するために開発されたレンズで、撮影時に画像の幅をほぼ半分のサイズに圧縮・縮小し、映写時にこれを2倍に戻すことでワイドな映像を作ることができます。
今回新たにXelmusというメーカーから登場したレンズ「 Xelmus Apollo 2x」は、アナモルフィックレンズの新しいシリーズで、創業7年の若い会社が開発するレンズです。
シリーズには3つのレンズ、40mmT2、60mmT1.6、100mmT2.9がラインナップされており、ARRI AlexaやRED HELIUM 8Kなどで使うことができます。
Xelmus APOLLO Series 40mm T2 from Xelmus Lenses on Vimeo.
Anrsorphic 3KモードのUrsa mini pro 4.6のApollo 40mm T2ワイドオープンで撮影された映像です。シネマ独特の光の伸びとボケが綺麗ですね。
レンズはNASAの宇宙計画に敬意を評しボディデザインは白とシルバーで統一されており、スペースシャトルを彷彿させるタイポグラフィがなんともかっこいいですね。