デザインのそれ。

グラフィックデザイナーの雑駁ブログ

アメリカを代表するタイポグラファ、デザイナーの一人、ハーブ・ルバリン

アメリカを代表するタイポグラファ、デザイナーのHerb Lubalin(ハーブ・ルバリン、ルバーリンとも)。

1960年代、編集者のラルフ・ギンズバーグとタッグを組み、まだアメリカでも性の表現規制が厳しかったころ、「EROS 全四冊揃」「Fact」「Avant Garde」という挑戦的な雑誌をデザイン・刊行しており、当時のカウンター・カルチャーを牽引した人物として知られています。

 

フォント名の先頭によく見る「ITC」でおなじみのInternational Typeface Corporation(インターナショナル・タイプフェイス・コーポレーション)を立ち上げた人物としても知られており、上記の雑誌を作る際にデザインした書体が有名なITC Avant Garde(アヴァン・ギャルド)ですね。

 

このITC Avant Gardeの登場からその特徴的なリガチャ(合字)を真似たロゴデザインが一つのムーヴメントとなったほどです。

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そんなルバリンの作品がまとめられた書籍「
Herb Lubalin: Art Director, Graphic Designer and Typographer」は、今や絶版となっており、古書で1万円以上の値がついています。

良い状態でどこかで売ってたら即買いたい一冊です。