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グラフィックデザイナーの雑駁ブログ

ZOOMから360度全方位の音を録音することができるVRマイク「H3-VR」が登場

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ZOOMから360度全方位の音を録音することができるVRマイクの登場です。

最近何かと話題のVRですが、一般の企業でもビジネスに活用しようとする動きが増えてきたように思います。セミナーや実習をVRカメラで撮影して、実際に参加しているかのような映像を作ったり、不動産物件を見たい角度で見れたりといったことに活用しれています。

カメラが360度全方位対応であるなら、音声も全方位から集音出来たほうがより臨場感が得られるということで、ZOOM(ズーム)は、アンビソニックス方式のVRマイクを搭載した、VRコンテンツ用の音声録音ができるハンディレコーダーH3-VRを10月下旬より発売するそうです。

www.zoom.co.jp

アンビソニックス方式とは、全周360°で空間の音全体を録音し、それを再現する技術・音声フォーマットのことで、1970年代にイギリスで発案された技術です。ステレオで得られる左右の音に加え、前後・上下を含むサラウンドの提供が可能となります。360°映像に全方位録音した音声を埋め込むことで、より臨場感のある360°動画&サラウンド音声を楽しむことが可能となります。

 

H3-VRとパソコンを接続し、360度USBマイクとしても利用することが可能で、さらにiOSバイスと接続することでステレオマイクとしても使えます。オーディオインターフェイス動作時は最高48kHz/24bit(アンビソニックス録音)、最高48kHz/16bit(バイノーラル/ステレオ録音)。またBluetoothアダプタを介し、iOSバイスでのワイヤレス操作に対応します。その他急な大音量時に入力レベルを調整してくれるリミッターローカットフィルター機能などを搭載しています。

 

こちらの映像はZoom H3-VRで収録した音声をあわせたVR動画です。サンプルの映像としてはなかなか個性が強い映像ですが、音の位置が見る角度によってはっきりと変わるのがわかります。VRゴーグルで見ると確かに普通の音声と比べると臨場感がありますね。

 

主な特徴はこちら

◎4つのカプセルを持つ、アンビソニックス方式のVRマイク
◎アンビソニックス録音(FuMa / AmbiX / Ambisonics A)、バイノーラル録音、ステレオ録音に対応
◎6軸モーションセンサによるマイクポジション自動検出機能
◎水平方向に対するマイクの設置角度を確認できる、電子水準器を内蔵
オーディオインターフェース機能で、パソコンの360º USBマイクとして利用可能
◎PC/Mac用ソフト『ZOOM Ambisonics Player』で、バイノーラル、ステレオ、5.1chサラウンドファイルへの変換が可能
iOSバイスからワイヤレスコントロールBluetoothアダプター『BTA-1』が別途必要)
◎ヘッドフォン端子とラインアウト端子を個別に装備
◎単3電池2本(アルカリ電池で約11.5時間駆動)またはUSB経由の給電に対応
◎最大512GBのmicroSDカードを使用可能
◎付属品:ウィンドスクリーン、デュアルマウントアダプター(DMH-3)、単3アルカリ電池×2本、クイックガイド
◎外形寸法:76 mm(W)× 78 mm(D)× 123 mm(H)
◎重量:120 g(本体のみ)

 

 

H3-VR Handy Recorder | Zoom