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エルメス財団から職人技と伝統的な知識を探求する書籍シリーズ「Savoir & Faire」

Savoir & Faire 木エルメス財団が出版している「Savoir & Faire」シリーズはご存知でしょうか。

 

このシリーズは、さまざまな分野における職人技と伝統的な知識を探求する書籍シリーズです。

伝統工芸の保存と推進を目指すエルメス財団の使命に沿っており、各書籍が特定の素材や工芸について深く掘り下げています。

 

シリーズ1冊目「Savoir & Faire 木」は、エルメス財団が監修し、2021年に講談社から出版された書籍です。「木」をテーマに、木材の文化的、技術的、そして精神的な側面を多角的に探求しています。

 

アーティストや専門家による寄稿やインタビューが豊富に含まれ、それぞれの視点から木の価値や意味が語られています。

 

例えば、石巻工房の事例では、木工家具とDIYスキルが震災後の地域復興にどのように貢献したかが紹介され、DIYの重要性が強調されています。

また、仏像に使われる木材についても、伝統的な技術や文化財の保護に関する考察がなされています。

 

ただ、残念なことに、この「 Savoir & Faire 木」は、絶版で今はメルカリや古本屋で高値で取引されていますので、見つけたらラッキーです。

 

 

シリーズ第二弾は、「 Savoir & Faire 土」。

アートや歴史の視点から「土」という素材の可能性を探る作品です。この本は「土」というテーマを多面的に考察しており、特に日本の建築やアートにおける土の役割に注目しています。

 

土がどのように私たちの文化や日常生活に浸透しているかを深く掘り下げており、特に陶芸や建築に関心がある方にとって貴重な資料となるでしょう 。

 

こちらはまだAmazonでも一部書店でも購入可能です。なくなるとまたプレ値がつきそうなので、気になる方はお早めにどうぞ。