スマホの登場によりWEBの世界にレスポンシブデザインが浸透してもうすぐ10年が経とうとしている。その間デザインの分野では様々なトレンドを形成しながら進化を続けてきました。
ロゴデザインのトレンドもロゴそのももの形や色合いなど変化を続けています。企業はより現代にマッチした使いやすく印象的なロゴを求めメジャー・マイナー問わずリニューアルを繰り返しています。
そして昨年から徐々に新たなトレンドを形成しているスタイルに“レスポンシブロゴ”というものがあります。これは文字通りレスポンシブに対応したロゴデザインを意味し、ロゴが様々なデバイスでどういった見えた方をするかを考えてデザインされたロゴのことをいいます。
海外のサイトResponsive Logosはそんなレスポンシブロゴを紹介するサイトです。ブラウザの横幅を調整すると表示されているロゴが変化します。それぞれのサイトの横幅に最適な形状へ変化しますがロゴのアイデンティティはしっかり確保されています。
そもそもロゴをデザインするときデザイナーは様々な使用シーンを想定しバリエーションも定義します。「これ以上小さく表示させない」「マージンは何ミリ以上取らなければならない」などいわゆるレギュレーションをまとめます。
当然ロゴマークとロゴタイプを横並び表示する場合や縦に並べる場合なども考慮に入れて設計するので、レスポンシブロゴといっても当たり前といえば当たり前なんですが、極小サイズになった場合、シンボルマークを定義していないロゴの場合はどうやって表示させたら良いのかわからなくなる場合があります。
スマホが普及する以前に作成されたロゴは極小サイズでの表示を考慮にいれていないため新たにデザインする必要が出てきます。
画像はディズニーのロゴですが、左上、右上、左下、右下とサイズが小さくなるにつれロゴのかたちが変化します。右下の「D」の場合でもディズニーだとわかることが重要だというのがわかりますね。
ロゴを現代的でシンプルにしたデザインへと一新する企業も増えてきており、レスポンシブ・ロゴデザインは、新しいデザイン変化に対応できるかしこい方法として来年も大きなトレンドとして注目されると思います。