Yasiin Bey(旧モス・デフ)がNY・サウスブロンクスにアートギャラリーを開設
アメリカのヒップホップアーティストのYasiin Bey(ヤッシンベイ)(旧MosDef:モスデフ)が、今月ニューヨーク・サウスブロンクスに「The Compound」というアートギャラリーを開設すると海外のアートメディア「artnetnews」が報じています。
Yasiin Bey, Formerly Known as Mos Def, Is Opening a Gallery in the South Bronx to Fuse Art and Hip-Hop
今回の設立はモスデフとNIKEやユニバーサルミュージックなどの企業で広報を担当するフリー・リチャードソンという人と共に立ち上がるようです。
リチャードソン曰く、「大抵の場合、アーティストは公平な機会を与えられず、特定のアーティストのみを優遇するギャラリーも少なくない」とした上で、同ギャラリーでは、ストリートとファインアートの垣根をなくし、アートに限らずデザイン、映画、各種パフォーマンスなど幅広く展開していく予定だという。
KAWSやバスキアのような偉大なアーティストを発掘したいと意気込んでいるようです。
また、同ギャラリーのオープニングを飾るのはフォトグラファーJonathan Mannion(ジョナサン・マニオン)氏の作品を展示するようです。
ジョナサン・マニオンといえばヒップホップ好きならご存知の方も多いのではないかと思いますが、ヒップホップなどアーティストのポートレート写真が有名で、JAY-ZやBusta Rhymes、RUN DMC、エミネムなど90年代以降のヒップホップのアルバムで、彼の作品をたくさん見ることができます。モス・デフも過去に撮ってもらってるはずです。
Jonathan Mannion(ジョナサン・マニオン)氏WEBサイトはこちら
Yasiin Beyを知らない方のために少し略歴を紹介しておくと、彼は80年代からTV俳優として活躍する傍ら96年デ・ラ・ソウル(De La Soul)がプロデュースしたブッシュ・ベイビーズ(Da Bush Babees)のヒット曲”Love Song”にフィーチャーされ、注目を集めるようになります。
一方、そのルックスから俳優としても人気がある彼は映画「ミニミニ大作戦」「16ブロック」「僕らのミライへ逆回転」「キャデラック・レコーズ」など多数の作品にその姿を見せています。
また、音楽や俳優業のみならず、ファッションにおいても自身のブランドを持っていたりと、まさに多才な人物です。いろいろやらかしてはいますが、彼をほど“アーティスト”という言葉が似合う人もいないのではないかと思います。
ちなみに、デビューからずっと「Mos Def(モス・デフ)」というアーティスト名で活動していましたが、2012年に「Yasiin Bey(ヤシン・ベイ)」に改名しています。改名がいまいち浸透していないのかよく混同されててややこしいです。
1998年ごろだったと思いますが、友人のタリブ・クウェリとのユニット「BlackStar」のアルバムはほんと良く聞きました。Mos Defとタリブクウェリの2人にはプロデューサーHi-Tek, J. Rawls, Da Beatminerzなどによる名盤です。懐かしい
Mos Def & Talib Kweli Are Black Star [Explicit]
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