「人の仕事を奪うロボットは税金を払うべき」ビルゲイツの提言
Microsoftの共同創業者、Bill Gates氏はQuartzによるインタビューの中で、ロボットは税金の支払いから除外されるべきではないと提言しています。
かなり尖った意見のように聞こえますが、それだけロボットが進化し実際に人の仕事を奪っている世界が現実に起こっているということですね。
インタビューの中で「ロボットが人間の仕事を奪う時代になっても、人間の共感力が必要不可欠な社会福祉事業は依然として重要であり、ロボットからの税収はそうした事業の財源になるという。おそらく人が職業訓練を受け直し、そうした社会福祉分野の仕事に移れるだろう。「このような所得税を諦めてはいけない」と語っています。
なるほど。確かに人と同じように働くロボットには、人と同じように所得税など税金を納める義務を課すという考え方もアリですね。ただ、社会福祉事業にもたくさんのロボットが導入されているので、そのロボットから税金を徴収するということは、事業者自体の負担になることもあるのではないか。このあたり徴収の方法を賢い人たちがうまく整備していくのでしょうか。
テスラモーターズやSpaceXの創業者Elon Musk(イーロン・マスク)氏も「これからは、人間がロボットに勝る仕事はますます少なくなる」と、人工知能やロボットの脅威について様々なところで語っています。
ベーシック・インカム(就労や資産の有無にかかわらず、すべての個人に対して生活に最低限必要な所得を無条件に給付する)の必要性や、さらに飛躍的な考え方として「人間は最終的に人工知能(AI)と統合しなければならない」と述べ「neural lace」を提案している。
これは、進化する人工知能に対抗というか共存するために、人間の脳とコンピュータインターフェースをつなぎ、人間が物理的なインターフェースを介さずにコンピュータと直接通信できるようにするという考え方です。もうSFの題材のようなことが現実に議論されているということになかなかビビりますね。
souce:BUSINESS INSIDER
まあ何にしてもロボットや人口知能の進化は今後誰にも止められないことのようなので、それに備えて最低限ロボットに仕事が奪われないようにがんばろうと思います。
この辺りの本、人工知能の勉強としてオススメです。気になる方は是非読んで見てください。
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